主宰者より
  お陰様で第90回の『まちむら興し塾』が開催できましたことは、関係者の
  皆様の熱い想いの成果と感謝いたしております。

  2013年10月には100回記念を開催予定しております。

  「継続は力」、奇をてらわず、楽しい塾がいつまでも続くことを願っております。
第90回『まちむら興し塾』 2012年12月12日
  コメンテーター:
    JTB 事業創造部 企画担当マネージャー 樋口誠司 様
 
 テーマ  : トラベルサイクル
 
 JTBで、旅のプランニングから、申し込み、旅立ち、旅後までの
 一連の行動パターンを分析し、いかに次の旅につなげる、いわゆる
 トラベルサイクルを検証するプロジェクトがスタート。


 T 旅行をするたに、関わった日数
   1.旅に出る前のプランニング
 
   ⇒ 思い立ってから、目的地決定までの日数 ⇒ 10日間

   @ 目的  (温泉、グルメ、歴史、文化、自然、スポーツ、
          招待、慰安 等々)

   A 目的地 (国内、海外、近隣)

   B 時期  (四季、記念日、春・夏・冬休み、連休、
          平日、休前日 等々)

   C 旅行日数(日帰り、1泊2日、それ以上)

   D 同行者 (友人、恋人、夫婦、三世代、親子、グループ、
          職場 等々)

   E 交通手段(鉄道、飛行機、車、またその組み合わせ)

   F 予算  (相応額)

  2.目的地選択 
      ⇒ 旅行各社のパンフレット・インターネットなどから情報収集
   3.申込先選択      ⇒ 7日間

   1)直接ホテル・旅館、各施設、各交通機関に申し込む

   2)旅行会社 

     (1) 店舗展開・通信販売している旅行会社

       @ 店頭・電話での申し込み
       A インターネット

     (2) インターネット旅行会社

   4.申し込み・手続き   ⇒ 5日間
    5.旅立ち        ⇒ 1日 〜 ∞
 
  トラベルサイクルの内、旅行会社と関わった日数は多く見ても22
 日間+旅行期間は、365分の30日未満。


 
  U 旅行会社の課題
    1. インターネット・ITの発達で、店舗へ来店のお客様が減少

  2.現在は旅行会社の社員より、お客様の方が情報量が多い

  V 旅行会社の目標
 
  1.旅後の期間、いかに、リピターとして旅行申し込みに結びつけ
    られるか。

  2.その期間にもビジネスとなるコンテンツが無いかを探る。

    ※ 常に顧客として、意識を念頭に置いていただけるか

    ⇒ 店舗をお客様の憩いの場としてサロン風にして、ふれあい
      の場にする。

    ⇒ 店舗に他業種のスイーツ・名産品店などを入れ、他業種と
      のコラボを図る。

    ⇒ 各種主催イベントを企画、発信

    ⇒ 顧客交流会を企画する

    ⇒ 顧客参加の旅行商品造り

    ⇒ スマホ専用ゲームアプリを作成、ゲーム利用の中でインセ
      ンティブを用意

 

  始めて耳にした、トラベルサイクルの第90回記念講演にふさわしい
 テーマでした。

 学生が7人、中央は12月ご結婚:斉藤さんご夫妻と社会人の参加者
 の皆さん

   
 コメンテーター JTB 事業創造部 企画担当 樋口誠司さん 
   
受講風景  
   
熱心に聞き入っています  質疑 
   
聞き方も様々  
   
斉藤さんご夫妻  2年生山田君と初参加3年生浅山君